jwwに変換できない!?AutoCAD(dwg)からjwwCADへの変換方法を解説!
建築業界には多くのCADソフトがあります。
私が勤めている会社ではAuto CADを使っているのですが、付き合いのある業者さんの多くはjww CADを使っています。
業者さんに図面を書き込んでもらうにはAutoからjwwに変換して送る必要があります。
そこでこの記事では、私流の変換方法を書きたいと思います。
- そもそもJwwとAuto CADの違いとは。
- DXFで保存する前に確認してほしいこと
- DXFで保存しましょう。
- DXF化した図面を開いて、縮尺と用紙サイズを設定します。
- 印刷の設定と印刷範囲の設定をしよう
そもそもJwwとAuto CADの違いとは。
変換するにあたりjwwとAutoの大きな違いを知っておく必要があります。
・Jwwは用紙サイズと縮尺を設定してその用紙サイズに対して作図します。
・Autoは実寸で作図して、作図した図面に対して印刷する時に用紙サイズと縮尺を設定
します。
この違いをふまえて変換作業にうつりましょう。
DXFで保存する前に確認してほしいこと
dwgからjwwへ変換するには一度dxfに変換する必要があるのですが、その前に確認してほしことがあります。
1、表示がオフになっているレイヤーをオンにしましょう。レイヤーをオフにしたままJwwへと変換するとオフレイヤーが表示されてしまうので、Jww上で消すもしくは、オフにする手間が増えます。その為、表示したくないレイヤーはAutoCAD上で消しましょう。
2、ブロック化されているものはブロックを解除しましょう。ブロックを解除しないと
Jwwに変換したとき、無くなっているもしくはズレるなどおきる可能性があります。
ブロックを解除するにはコマンドX(EXPLODE)で解除できます。
DXFで保存しましょう。
DXFで保存するには「アプリケーションメニュー」→「名前を付けて保存」→「ファイルの種類」でdxfにしましょう。
保存場所はできるだけわかりやすいところにしましょう。なぜならJwwでファイルを開くときに探す手間を省くためです。Auto CADと比べてJwwでファイルを開くには少し面倒で探すのに時間がかかります。
なので私はデスクトップに保存しています。
DXF化した図面を開いて、縮尺と用紙サイズを設定します。
まずはJwwを立ち上げます。
開き方は「ファイル」→「DXFファイルを開く」もしくは「ファイル」→「開く」からできます。
ファイルを開いたらまずは縮尺と用紙サイズの設定します。
まずは、用紙サイズの設定から。
画像の①「A-3」をクリックしてその中から出力したい用紙サイズを選んでください。
次に①「S=1/100」をクリックしてください。
クリックすると②「縮尺・読取 設定」になります。
☑の箇所は画像を参考にしてください。
縮尺は任意の縮尺を入力してください。
設定したら「OK」をおして閉じましょう。
縮尺によっては図面がかなり小さくなってどこに行ったか分からなくなる場合もあると思います。
そうなったら「範囲」を使って図面がどこにあるか確認しましょう。大抵の場合、図面は中心にないので、中心に持ってきてください。範囲で囲っても図面が見つからない場合は、一時的に用紙サイズの設定を大きくして、中心まで持ってきてください。
ある程度中心まで持ってきたら、用紙サイズを戻してください。
ここでいう中心とは、全体表示させたときの中心を指します。
印刷の設定と印刷範囲の設定をしよう
印刷の設定は「ファイル」→「印刷」からできます。
とくになければ変更なければ、「OK」で閉じましょう。
OKをクリックして閉じると、コントロールバーに「プリンターの設定」が現れるのでクリックして設定に移りましょう。
設定する項目は用紙サイズと印刷の向きです。
用紙サイズは設定した用紙サイズと同じになると思います。(わからなければ画面右下の用紙サイズを確認)
印刷の向きは基本的には横になると思います。
最後に送り先の企業のために印刷範囲の設定をしたら終了です。
範囲の設定についてはコントロールバー「範囲変更」からできます。
図面が上手く収まるように設定すれば問題ありません。
これで変換作業は終了です。
出来たものをjwwデータとして保存して送り先の企業に送れば終了になります。